臨床栄養医学療法(免疫賦活療法)

  

はじめに

私たちの体は、過去2年間に食べたり、飲んだりした食べ物によってできていると 言われています。そして、この毎日摂る食べ物や飲み物は、私たちの体の60兆個の細胞の一つ一つを作り維持し、人としての正常な活動を行うための全ての元となっています。しかし、
 
私たちは健康を維持する最も基本的なこの食生活を、今まであまりにも軽視してきました。日本人の平均寿命が延びたのは、決して癌や生活習慣が少なくなった訳ではなく、結核などの伝染病が少なくなったことと乳幼児の死亡率が大幅に下がってきたことがその要因です。それどころか癌や生活習慣病は逆に増えています。私たちは、年々健康から遠ざかっているというのが正しい見方ではないでしょうか。それでは一体、健康で長生きするにはどうしたらいいのでしょうか? その答えは食生活の改善と食生活で不足する栄養分を補うすぐれた栄養補助食品(サプリメント)を適切に摂ることが必要になってきます。

ご存知のように、アメリカでは1994年にDSHEA法が成立しました。栄養補助食品、つまりサプリメントに関する法律です。今まであいまいだったサプリメントを定義し、消費者が利用するために必要な情報をラベルに表示できるようにして、自由に選ぶ際の情報を提供できるようにしたのです。その結果、アメリカでは健康維持につながる身体に優しい安全な栄養補助食品が積極的に利用されるようになりました。 現在、アメリカ国民の50〜60%の人がなんらかのサプリメントを摂取し、健康維持に役立てていると言われています。
 

ジョナサン・ライト博士

糖尿病や高血圧、心筋梗塞などの生活習慣病が増えるにつれて、医師たちの間でこれらの病 気の発症や経過に栄養が深い関わりを持つことが研究により解明され、臨床栄養学という言葉が生まれました。臨床栄養学とは、体の栄養状態あるいは栄養を処理する状態が正常かどうかということを解剖学的、生理学的、生化学的に研究し、健康の維持や病気の治療を行う学問です。中でもこの臨床栄養医学(栄養医学・栄養生化学療法)の第一人者であるジョナサン・ライト博士は、生化学的見地に基づいた予防医学を実践し、基礎実験、臨床実験から疾病の予防と治療に対する栄養素の効果を報告しています。その研究例とその成果は、アメリカはもとより世界の医学界から注目され、日本でも博士の栄養療法に急速に関心が高まっています。

著書の「ジョナサン・ライト博士の新・栄養療法」は、「アトピー性アレルギーを100%完治」「重篤な糖尿病や心臓病を手術という手段に委ねないで治す」などアメリカで最新の栄養療法を実践するジョナサン・ライト博士の臨床報告の貴重な記録です。この本は「栄養医学は症状を抑えるのではなく、症状の根本から原因を取り除いて治す医学である。」という博士の考えに基づき、ごく身近な40余種の病気や症状について、事例を挙げながらわかりやすく解説してあり、全米で70万部を超えるロングセラーとなりました。
  

臨床栄養医学療法とアトピー

臨床栄養医学療法は、16〜18週間程度の期間を必要とします。健康を損なっている組織の栄養バランスが改善されるには、少なくともこれくらいの期間が必要となります。栄養素を欠乏させた組織は、栄養素を吸い上げる能力も落ち込んでいることがあるからです。治療の際には、かなり大量の栄養素の摂取が必要となるケースもありますが、栄養素の欠乏が解消されていけば、組織も次第に健康を取り戻して栄養補給も徐々に減らしてゆくことができます。必要な栄養素を補給するのは、本来、一番まっとうで自然な治療方法なのです。必要なものが不足しているから病気が進行し、それを補給すれば治ると言うことです。具体的にどんな治療をするのかジョナサン・ライト博士のアトピー性皮膚炎を参考にしながら見てみたいと思います。


ジョナサン・ライト博士の治療プロセス

 ●アトピー発生メカニズム
@摂取したタンパク質が胃で正しく消化されない。
  (胃液[塩酸、消化酵素]が十分に分泌されていない)
            ▼
A腸壁の粘膜が痛んでいると十分に消化・吸収されないため、未消化のまま体内
  にアミノ酸分子が進入し、アミノ酸分子がアレルゲンとしてT細胞を刺激する。

            ▼
BT細胞やB細胞が免疫グロブリンを算出するのを促進する。
            ▼
Cさらにアレルゲンと免疫グロブリンがマスト細胞に結合し、活性化したマスト細胞
  がヒスタミンを放出し、アトピー性皮膚炎が発生する。

 ●アプローチ
  @アレルギー検査、胃腸の検査(胃酸・消化酵素の分泌、腸粘膜の損傷)
  A食生活の改善(脂肪酸、動物性タンパク質の取り過ぎ注意)
  Bビタミン&ミネラルの投与 ・・・ミネラル値が低いと胃液、消化酵素の分泌低下となる
  C塩酸、消化酵素の投与 ・・・タンパク質の未消化を防ぐ
  D乳酸菌製剤(アシドフィルス菌) ・・・痛んだ腸壁の修復
  E必須脂肪酸の投与 ・・・マスト細胞の活性化を抑制


宮の上鍼療室の栄養療法プログラム(アトピー性皮膚炎)


 ●第1ステップ
  
@痛んだ腸粘膜の再生と腸内環境を整える
    ・6種類の繊維で腸をクレンジング
    ・善玉腸内細菌を摂取
  A消化酵素の補充
    ・消化管を支える2種類の強力な代謝酵素剤の摂取

 ●第2ステップ
  Bビタミン、ミネラル、活性酸素除去物質の補充
    ・ビタミンCとE、高機能の抗酸化栄養素を摂取
  Cオメガ3脂肪酸などの脂溶性の抗酸化物質の補充
    ・DHAとEPAの摂取

 ※当鍼療室の臨床栄養療法では、ジョナサン・ライト博士推奨の高品質サプリメント(医科向け)を指導しています。


宮の上鍼療室の栄養療法プログラムを試してみませんか?

 
当診療室では開業以来、血液細胞分析を導入し、この分析システムとジョナサン・ライト博士の栄養療法を参考に治療に取り組んできました。特にアトピー性皮膚炎や重症な肩こり頭痛、冷え症慢性疲労などについては、素晴らしい結果を得ています。是非、この栄養療法プログラムを皆さんに体感していただきたいと思っています。専門のビタミンアドバイザーが責任を持って、ご指導いたします。

個人で栄養療法プログラム(無料)をご希望の方へ
個人でこの栄養療法プログラムを試してみたいという方は、下記フォームにご自分の症状、経過などを記入の上、申し込みをお願いします。追って、資料をお送りいたします(無料)。


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